はじめに
Webドラマ「強くて良い会社」を ご覧いただきまして、ありがとうございます。
株式会社DREAMIXです。
私たちは経営計画や組織開発をお手伝いする現場で、会社の未来に大きく関わる重要な情報を預かります。そのため、お客様に不利益が生じないよう、実際の支援内容を公開せず、代わりに様々な企業の要素を取り入れたWebドラマを作成しました。
このドラマでは、登場人物たちの言動や行動が、会社の課題や変化を表現しています。クリエイトS株式会社の事例を通じて、経営革新や組織開発の方法をご覧ください。
動画をまだご覧でない方は
こちらからご覧ください。
(YouTubeが開きます)
演じていただいた方々は皆様、
素敵な方々でした。
ファンの方々もぜひご覧ください
クリエイトS株式会社は「高収益を上げるビジネスモデル」によって増収増益を続けてきた会社だ。
条件待遇が良く、働き方が自由で仕事も楽なため、社員から愛される「良い会社」に見えるが、ここ数年、退職希望者が相次ぎ、増益もストップしてしまった。
苦労のない職場に満足していた入社2年目の田中だが、社内改革プロジェクトのメンバーに選ばれたのをキッカケに会社の危機を知り、社長の佐藤と幹部の鈴木、コンサルタントの西條とともに「強くて良い会社」への経営改革に巻き込まれてしまう...。
登場人物
EPISODE 1
クリエイトS株式会社に勤める田中は、
条件待遇が良く先輩も優しい職場に満足していた。
しかし実は会社はここ数年退職希望者が相次ぎ増益もストップ。危機的な状況にあった..
クリエイトSは先代から事業承継されてからこの10年、
佐藤社長の先見性と事業戦略が見事に功を奏し、業績拡大を続けていました。
ただ、急なビジネスの成長に対し、社内の人材や仕組みが追いついていない状況でした。
生産性向上のための施策と社員さんたちの満足度向上の施策を打ち続けていましたが、
売上は上がっても、利益率が近年停滞し、低下。そして様々な問題も発生していました。
具体的には、固定費とクレームの増加や社員さん、幹部の方々の退職です。
私が初めてクリエイトSへお伺いした時は、幹部としてご尽力されている鈴木執行役員が、社長の命題を受け、
最新の情報収集や各方面から知識とノウハウ、ツールの導入に邁進しておられる最中でした。
EPISODE 2
会社の危機に社内改革プロジェクトが立ち上がり、田中もそこへ参加することに。
コンサルタントの西條指導のもと「若手の退職率を改善する仕組み」づくりに挑戦するが...
クリエイトSは、業界では優良企業として知られた存在です。
例えば採用については、条件待遇が良く、ブランドイメージも良いため、
新卒採用も中途採用も、計画通りの人数が確保できていました。
しかし、入社して3年続かない社員が多いのです。
また数年前に、No.2として期待していた幹部が退職し、
それ以来、幹部も安定していない状況でした。
そのため、新規事業やエリア拡大をしたくても、任せられる幹部がいないのです。
クリエイトSは、企業経営の両輪、
一つをビジネスモデルの車輪、もう一つは、社内システムの車輪としましたら、
ビジネスモデルの車輪ばかりが大きくなっていたためバランスを崩し、
利益の伸びが停滞してしまっていたのです。
そこでクリエイトSでは、「社内改革プロジェクト」という場をつくりました。
今までも「社内」という名の付く会議はありましたが、中身は「業績」の話ばかりでした。
「社内」に特化したプロジェクトを開始したのです。
最初は、業務多忙のため、プロジェクトの開始時間が守れなかったり、
仕事のスケジュールを入れられたりしながら、一進一退が続きましたが、
一人、一人と成果を出す人が増えるたびに、プロジェクトが好循環していきました。
EPISODE 3
同期の清田が取った行動にショックを受ける田中。
そして、今まで自分に見えていたものと、自分が見ていなかったものがあることに気づく。
社内改革プロジェクトは主に、幹部・リーダーで構成されていましたが、
2年目の社員、田中さんにとっては、なぜこのメンバーの中に自分がいるのか?最初は不思議だったかもしれません。
また幹部の中にも、若手は、目の前の仕事をさせておいた方がよいのではないか?と疑問視する意見がありました。
しかし、私と鈴木執行役員との話し合いの中で、
会社は様々な年代で構成されている以上、様々な年代の人が加わらないとプロジェクトは成功しない、という考えを鈴木さんはよく理解してくださりました。
鈴木さんはメンバー選定にあたり、一人ひとりと丁寧に面談をしてくださりました。
田中さんもそういう鈴木さんの姿勢に応えようと頑張ったのでしょう。
もちろん実際は動画でお見せした以外も、様々なことに取り組んでいただきました。
そのたびに鈴木さんは、メンバーの協力が得られるよう、人知れず努力してくださり、
社内は少しずつ良くなっていきました。
仕組みづくりは、推進者が重要。そして構築だけではなく、運用、定着、改善までが重要なのです。
田中さんも、最初の頃は「僕の会社」と言っていましたが、最近では、「僕たちの会社」と言っていました。
プロジェクトメンバーや同期との人間関係ができたのでしょう。
私もクリエイトSに関わらせていただき、また一歩、
弊社の社会ビジョン「人財先進国、日本!」に近づけた気がして、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。